経営がうまくない病院だと薬剤師のスキルも半減してしまいます。仕事柄、有休まではなくてもよいかもしれませんが、働いて成果を上げた分はしっかり認められるような条件が整っているか確認するのは忘れないようにしましょう。待遇が良くなければ薬剤師でも実力が出せないのは当たり前のことです。
年収が高いからと言って選んでしまうと、環境が整っていない場合や、人間関係が良くない可能性もあるので注意が必要です。プライドだけが高い薬剤師が長く在籍している場合には、その薬剤師への心遣いをしないと十分な結果が出せないこともあるため、注意して職場を選びましょう。スキルをよくアピールして転職するときには特に、先輩薬剤師になる方の人格も必ず見学時に確かめておきましょう。
嫉妬心の強い薬剤師も多いため、あまりにも働きにくい環境になるようならば、年収は一度妥協してある程度やりがいが感じられる待遇もよい現場を選んだ方が損をしません。現場で働くのではなく、患者に全力を出して治療が進められるような病院に転職するようにしましょう。
病院を求人サイトで選ぶときには、サイトの情報だけで面接を決めるのではなく、しっかり現場の見学をしてから転職を決めるようにしましょう。環境によっては電子カルテを導入していないと連携が難しいほど患者数が多い場合もあるので、薬剤師も看護師も多い現場に入るときには特に電子化の度合いもチェックしましょう。また、病院経営者の働き方や考え方もとても重要です。
薬剤師として、困っている患者はできるだけ救いたいと思うならば、同じ価値観を持っている病院に勤務しないとその力や熱意が発揮できません。病院によってはあまりにもリスクの大きな患者は受け入れない場合があるため、薬剤師同士の信頼関係もとても大切です。看護師の間でも連携が取れているかどうかしっかり確認したほうが安心できます。
治療は薬剤師だけではできないので、現場の看護師がストレスなく働けているかどうかもチェックしておいた方が転職後が安心です。