住宅ローンの支払いが滞るとどうなる?競売以外の売却方法について詳しく解説します
住宅ローンの支払いが滞ってしまうと、最終的には不動産が差し押さえられ競売にかけられる可能性がありますが、それまでの流れを確認していきましょう。
まず、住宅ローンの支払いが滞ると、金融機関から督促状が送られてきます。
この督促状は、支払いが期限までに確認されなかった場合に送られる書類で、1ヶ月から2ヶ月程度で届くことが一般的です。
もし未納分を支払える場合は、大きな問題は起こりません。
しかし、支払いを滞納し続けると、お金の信用情報が集められている信用情報機関のブラックリストに登録されることになります。
ブラックリストに登録されてしまうと、新たな住宅ローンの契約やクレジットカードの作成が制限される可能性があります。
さらに滞納を続けると、金融機関は契約の継続が困難と判断し、一括での支払いを要求することがあります。
ただし、継続的な支払いができない状況で一括支払いを求められる場合、すぐに対応することは難しくなります。
参考ページ:名古屋市で住宅ローンの支払いが滞った不動産を売却する方法は?
このような場合、法律により住宅ローンの支払い期限の猶予はなくなるため、住宅ローンを借りた本人から保証会社に支払い義務が移行します。
つまり、保証会社が残りの住宅ローンを代わりに支払う形になりますが、返済義務自体は免れるわけではありません。
支払い先が保証会社に変わるというだけのことです。
以上が、住宅ローンの支払いが滞った場合の一般的な流れです。
ただし、このような状況に陥った場合には、早めに専門家の助言を受けることをおすすめします。
不動産の売却や再融資など、さまざまな解決策が存在するため、自分に合った対策を見つけることが重要です。
競売手続きが行われると、家が査定され、情報が公開され、最終的に強制退去させられる
保証会社に住宅ローンの返済を依頼していた場合、支払いが1ヶ月遅れてしまうと、競売の手続きが開始されます。
競売は、裁判所のホームページで競売情報が公開されることで始まり、その後2週間ほどで入札が行われます。
入札で買い手が見つかると、引っ越し費用を自己負担しなければならない期間の1ヶ月以内に強制退去させられます。
一度競売が行われると、売却価格は一般的な市場価格の6割から7割程度になります。
もし競売で得た売却価格でも住宅ローンの完済ができない場合、残債務の支払い義務は残ります。
このような状況を避けるためには、住宅ローンの滞納中に不動産を売却する方法について理解する必要があります。
住宅ローンの支払いが滞るとどうなる?競売以外の売却方法について詳しく解説します