固定資産税の計算方法と税率について詳しく解説します

固定資産税の計算方法と税率について詳しく解説します
固定資産税は、不動産（マンションや一戸建てなどの建物と土地）にかかる税金です。
建物と土地で計算方法が異なります。
まず建物の場合、課税標準額（固定資産税評価額）を計算します。
建物の評価額に1.4％をかけたものが課税標準額となります。
一方、土地の場合は負担調整率や特例が考慮され、計算方法は市町村によって異なります。
特例がある場合は、土地の固定資産税評価額に応じた調整を行って、その値に1.4％をかけて課税標準額を求めます。
固定資産税の税率も市町村によって異なりますが、一般的な標準税率は1.4％です。
つまり、建物や土地の課税標準額を1.4％で乗じることによって、固定資産税が算出されます。
参考ページ：不動産購入時の固定資産税・都市計画税についての軽減措置等を解説！
固定資産税の評価替え制度について詳しく解説します
評価替えとは、建物や土地の固定資産税評価額を定期的に見直す制度のことです。
建物の場合、評価替えは3年ごとに行われます。
建物が古くなると、減額されることがありますが、再建築費評点数の2割まで減額され、それ以降は同額の税金を支払います。
通常、固定資産税評価額は価格変動に応じて見直されるべきですが、多数の不動産の評価見直しは時間と費用がかかるため、3年ごとの頻度で見直しを行っています。
建物だけでなく、土地の固定資産税評価額も地価変動に応じて3年ごとに見直されます。
建物の評価額は上昇することはありませんが、土地の評価額は地価上昇に応じて上昇します。
また、地価が下落し、評価額を据え置くことができない場合は、見直しの年度以外でも評価額が変更されることがあります。